過 去 の 気 に な る 出 来 事
2008/01/31 Thu 3月末に期限切れを迎えるガソリン税の暫定税率などを、議員立法で5月末まで延長する「つなぎ法案」は衆院財務金融、総務両委員会で自民、公明両党の賛成多数で可決した。これに先立ち、与野党の幹事長・国会対策委員長は国会内で会談したが、双方の主張は平行線。事態の打開に向け、衆院の河野洋平、参院の江田五月両議長が会談したが、進展はなかった。与党は本会議を開き、つなぎ法案を衆院通過させる。野党側の反発は必至で、全面対決の様相になっている。 2008/01/30 Wed 東京都葛飾区で、プロボクサー亀田大毅さんが運転する乗用車が追突事故を起こしていたことが分かった。けが人はなかった。警視庁亀有署が原因を調べている。調べによると、亀田さんは27日午前10時55分ごろ、葛飾区亀有の路上で、会社員の男性が運転する乗用車に追突した。男性が左折しようとしてブレーキをかけたところ、亀田さんの車がぶつかった。同乗者はいなかった。 2008/01/29 Tue 大阪府民が全国初の女性知事の後に選んだ「ナニワの顔」は、全国最年少知事となる橋下徹氏だった。過激な発言を売りにする異色の弁護士が選ばれた背景には、タレントでもある橋下氏のしたたかな選挙戦術があった。選挙戦を通じて、これまでの府政に厳しい意見を浴びせてきた橋下氏。府庁内には早くも警戒感が広がっている。 2008/01/28 Mon 信用組合の中央機関である全国信用協同組合連合会(全信組連)が、経営が悪化した山梨県民信組に対し、3月末に100億円規模の資本支援をすることがわかった。他の信組と合併して自己資本比率が低下するなどした大東京信組、大分県信組、在日韓国人系の中央商銀信組などにも資本支援する方針で、支援総額は200億円前後に達するとみられる。 2008/01/27 Sun 舛添厚生労働相は年金記録の確認を求める「ねんきん特別便」の改善策を発表した。新たに送付する注意喚起文には「あなたの年金に結び付く可能性のある年金加入記録がみつかりました」と赤字で表記。本人の加入履歴の中で、記録上未加入になっている「空白期間」の見つけ方も例示している。持ち主の可能性が高い人には当時勤めていた企業名も窓口相談で伝え、漏れた記録を思い出すのを助ける。 2008/01/26 Sat 米上院国土安全・政府事業委員会の調査小委員会は北朝鮮が国連開発計画関連口座を不正に使って在外公館に送金していたとの調査報告書を公表した。送金は02年4月から9月にかけて9回行われ、総額は272万ドル(約2億9000万円)に上った。国連開発計画資金を取り扱うために平壌の朝鮮貿易銀行に開かれた「国連開発計画全国調整委員会」名義の口座から、マカオの銀行バンコ・デルタ・アジアにある関連口座を経由して、ニューヨークの国連代表部や欧州にある在外公館に送られた。 2008/01/25 Fri 南極大陸をスキーで歩き、南極点を目指していた東京都町田市の登山家、続素美代さんが、23日午後7時45分(日本時間24日午前7時45分)にメンバー2人とともに到達したと、東京にいる支援者に電話で連絡があった。57日間、約1200キロの行程だった。国立極地研究所などによると、スキーでの南極点到達は日本人女性では初めてという。 2008/01/24 Thu 「私が一番に応援すると思う。彼女のおかげで自分も成長できた」自民党が次の衆院選の岐阜1区で公認する方向で最終調整が進んでいる野田聖子衆院議員は、公認争いの末に大都市圏の小選挙区への転出が検討されている佐藤ゆかり衆院議員について、選挙を全面的に支援する考えを明らかにした。野田氏は「党の事情は関知しないけど、佐藤氏は極めて優秀な人なので残して欲しい。議席を確保できるコンディションを作って欲しい」とも述べた。 2008/01/23 Wed 米国の低所得者向け住宅ローン問題による米経済の先行き不安が強まり、世界同時株安の傾向が鮮明になってきた。東京株式市場は、前日の欧州主要市場の大幅下落や円高を受け、全面安の展開となり、日経平均株価の下げ幅は前日比で一時698円安に達し、1万3000円を割り込んだ。取引時間中としては2年4カ月ぶりの安値水準。他のアジアの主要市場も軒並み下落して始まった。 2008/01/22 Tue 第6版が発売されたばかりの「広辞苑」(岩波書店)の「芦屋」の項目に誤りがあることがわかった。「在原行平と松風・村雨の伝説などの舞台」と説明しているが、行平と松風・村雨姉妹の恋愛を描いた謡曲「松風」は兵庫県芦屋市ではなく、須磨(神戸市)が舞台。55年の初版時から表記され、見過ごされてきた。 行平の弟で、芦屋にゆかりがあるとされる在原業平と混同したとみられる。 2008/01/21 Mon 岐阜県白川村にある世界遺産「白川郷合掌造り集落」で厳冬期恒例のライトアップが始まった。合掌家屋の窓には明かりがともり、かやぶき屋根に降り積もった雪が、照明灯の光に白く照らし出された。正月には120センチあった屋根の雪は10〜20センチほどに。それでも、夜の冷え込みのなか訪れた観光客は、雪国の伝統家屋ならではの風情に酔いしれていた。今後のライトアップは1/26,1/27,2/2, 2/9,2/10,2/16の17:30〜19:00。 2008/01/20 Sun 29、30日に日本でやり直されるハンドボールの北京五輪アジア予選が、ゴールデンタイムで生中継される。日本協会はNHKなどの放送局と交渉を進めていることを明らかにした。試合開始は午後7時20分。テレビ中継があまりないハンドボールでは異例のことだ。予選は東京・代々木第一体育館で29日に女子、30日に男子があり、日本と韓国が対戦する。 2008/01/19 Sat 基礎年金番号に統合されていない「宙に浮いた年金記録」5000万件の問題で、社会保険庁が年金の受給漏れの可能性が高いとして昨年12月に送った「ねんきん特別便」に、7日までに年金受給者16万人が回答、その9割近くにあたる約14万人が「記録に問題はない」としていたことが分かった。特別便には受給漏れの原因となっている未統合記録の内容は記されておらず、本人が漏れた記録を思い出せないまま回答した可能性が高い。 2008/01/18 Fri KDDIが、中部電力から光ファイバー事業を買収することで大筋合意したことが分かった。買収額は400億円弱の見込み。昨年1月に東京電力から光事業を受け継いだことに続く買収で、関東と東海の大都市圏での光通信網体制が整い、先行するNTTグループに対抗する。中電にとっても、中部テレコミュニケーションは2007年3月期の最終損益が19億円の赤字で、光通信事業の強化を目指すKDDIと利害が一致した。 2008/01/17 Thu 三菱UFJフィナンシャル・グループが米国の低所得者向け住宅ローン関連で抱える損失が、昨年12月末時点で500億円超に拡大したことが16日、分かった。金融市場の悪化が原因で、今月末に発表する07年10〜12月期連結決算で計上する方針。07年9月中間決算を発表した昨年11月時点では、評価損を含むサブプライム関連の損失額を通期で270億円と見込んでいた。しかし、欧米の金融市場の混乱は収まらず、損失の拡大が避けられなくなった。 2008/01/16 Wed トヨタ自動車は家庭用コンセントから充電できるプラグインハイブリッド車を2010年までに発売する計画を明らかにした。現行のハイブリッド車「プリウス」で使うニッケル水素電池より大容量化でき、電気だけで走る距離を延ばせるリチウムイオン電池を搭載。世界初の市販を目指す。米国市場を中心に大口顧客向けに販売する予定だ。 トヨタは07年に、日米欧の公道での実証試験を始めている。 2008/01/15 Tue 宮崎県の東国原英夫知事が県駅伝競走大会に県庁チームの一員として出場した。宮崎市中心部の6区約7.7キロを走り、沿道の観客を沸かせた。ランニングが趣味という知事は最後尾集団でタスキを受けた。序盤は沿道に手を振る余裕を見せたが、最後は顔をゆがめ、次走者につないだ。区間26人中25位だった。 連日の激務と正月明けの風邪で、思うような練習ができなかった知事。「心臓がバクバク。区間最下位でなくてよかった」。県政と違って駅伝の目標は低かった? 2008/01/14 Mon 選挙カーのガソリン代を公費で負担する選挙公営制度をめぐり、05年総選挙で太田昭宏・公明党代表や保坂武・文部科学政務官が燃料代を不適正に請求していたとして公費を返還していたことが分かった。伊藤達也・元金融担当相や平将明衆院議員も返還の意向を示している。地方選挙では各地で不正請求が相次いでいたが、国政選挙でもずさんな公費支出の実態が明らかになった。 2008/01/13 Sun 牛肉の産地偽装や総菜の不正表示などが発覚した高級料亭「船場吉兆」(大阪市)が、民事再生法適用の申請を検討していることがわかった。同社は一連の不祥事を受け、大阪市の本店と心斎橋店、福岡市の博多店と天神店の営業を停止し、経営が悪化。同法適用で債務を軽減させ、営業の継続を図るねらいがあるとみられる。近く最終的な判断をする。 2008/01/12 Sat 海上自衛隊のインド洋での給油・給水活動を再開するため、政府が今国会での成立を目指している補給支援特別措置法案が、参院本会議で採決され、民主、共産、社民など野党各党の反対多数で否決された。これを受け、衆院本会議で憲法59条に基づく再議決が行われ、与党による3分の2以上の賛成で同法は可決、成立した。参院の否決を受けた再議決は57年ぶり。政府は同法の成立を受け、2月中旬にもインド洋での補給活動を再開させる。 2008/01/11 Fri 33年ぶりに与野党第一党対決となった大阪府知事選が告示された。タレント活動で圧倒的な知名度がある橋下氏は大阪・ミナミの駅前で第一声。初めての街頭演説は21分間。「知恵や人生経験は足りないが、エネルギーは自信がある。大阪に笑顔を取り戻すように何とかトライを決めたい」。「7児の父」をアピールし、出産と子育て支援を重点に訴えた。自民党の選挙カーに乗ったが、政党色を薄めようと「自由民主党」の文字は白いテープで覆った。 2008/01/10 Thu 岐阜県立多治見病院は転移性の脳腫瘍などで入院していた岐阜県恵那市の男性患者に、適量の約3倍にあたる抗がん剤を投与して患者が死亡したと発表した。同病院は遺族に謝罪し、県警多治見署に異状死として届けた。同署は遺体を司法解剖して詳しい死因を調べる。主治医の男性医師は、4週間に1回投与をするつもりでカルテに記入したが紛らわしい表現だったため、抗がん剤を調剤する薬剤部は「4週間、毎週連続で1回ずつ投与」と解釈し、医師も誤りに気付かなかった。 2008/01/09 Wed 95年の阪神大震災で4500人以上が亡くなった神戸市で、震災以降、消防庁が定めた救命講習を受け「市民救命士」の認定を受ける人が増え続けている。市は2年前、民間が救命講習を主催できる全国初の試みを始め、市民救命士の数は昨年末時点で延べ30万人を超え、全国3位になった。あの日、がれきの下に6時間閉じこめられて見ず知らずの住民に助け出され、「恩返しに」と市民救命士の養成を続ける男性もいる。 2008/01/08 Tue 鹿児島・奄美大島で体長243センチ、重さ2.5キロのハブが捕獲され、奄美観光ハブセンターに引き取られた。体長は過去に持ち込まれた中で最長の241センチを超える。過去最大のハブ=鹿児島県奄美市名瀬の奄美観光ハブセンターで金色に輝くオスの「金ハブ」。昨夏見つかった抱卵中のメスを除けば重さも新記録で、毒牙は4センチ。センターの客は「まさに王者の風格」と驚いている。センターの中本英一所長は「温暖化の影響かもしれないが、正月早々縁起がいい」。 2008/01/07 Mon 政府は、国連平和維持活動(PKO)以外でも自衛隊が海外活動できる一般法(恒久法)について、秋の臨時国会での提出を視野に本格検討に着手する方針を固めた。国連決議や国際機関の要請を派遣の前提とし、国会の事前承認を義務づける一方で、武器使用基準の緩和を検討する方向で与党と調整に入る。一般法は、昨年の民主党・小沢代表との党首会談でも必要だとの認識で一致しており、同党にも政策協議を呼びかける考えだ。 2008/01/06 Sun 学校や病院、百貨店など不特定多数の人が出入りする建物なのに、建築基準法が義務づける点検報告を怠っているため行政が安全面の状況をつかめていないケースが全国で約4割あることが国土交通省のまとめでわかった。44人の犠牲者を出した01年の東京・歌舞伎町の雑居ビル火災を機に報告の徹底が図られたが、ほとんど改善されていなかった。同省は近く、悪質な例には刑事告発も含めた厳しい措置を求める自治体向けの指針をつくり、報告率100%を目指した取り組みに乗り出す。 2008/01/05 Sat 北朝鮮による拉致被害者の曽我ひとみさんの夫ジェンキンスさんが7日、母親のパティ・キャスパーさんのお見舞いのために渡米することになった。佐渡市によると、米国から母親が意識不明の状態で入院したという連絡を受けた。ジェンキンスさんは、北朝鮮で受けた腹部手術の縫合が開いてしまったため腸のヘルニアを患い、治療のため、7日に新潟大医歯学総合病院で手術を受ける予定だったが、急きょ延期。手術の日程は帰国後に改めて決めるという。 2008/01/04 Fri 海外のプラント工事の失敗などに伴う巨額の損失が発覚したIHI(旧石川島播磨重工業)の07年3月期決算の有価証券報告書などに虚偽記載の疑いがあるとして、証券取引等監視委員会は、金融庁への課徴金納付命令の勧告を視野に本格的な調査に入る方針を固めた。監視委は同社が07年初めに行った約640億円の増資などを問題視しており、これらが虚偽の報告書に基づいて実施されたと判断した場合、過去最高の約17億円の課徴金を科す可能性がある 2008/01/03 Thu 新年恒例の一般参賀が皇居・宮殿の東庭であった。天皇陛下は「新しい年をともに祝うことをうれしく思います。年頭にあたり、国民の幸せと世界の平安を祈ります」とあいさつ。祝賀に訪れた人たちに、グレーのドレス姿の皇后さまや皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻らとともに手を振って応えた。両陛下らは午後まで計7回ベランダに立つが、病気療養中の雅子さまは午前中のみ出席する予定。 2008/01/02 Wed 日本郵政は増田寛也総務相らを招き、郵便事業発祥の地、日本橋郵便局(東京都中央区)で民営化後初となる年賀状元旦配達式を開いた。元日に全国で配達される年賀状は前年比6.5%増の20億3300万通。昨年に比べ早期差し出し分が増え、2000年以来8年ぶりに前年を上回った。これを受け、式典であいさつに立った西川善文社長は「大きな喜びを感じている」と述べた。 2008/01/01 Tue 医療関係の各学会が優れた技量や知識を備えていると認めた医師に与える「専門医」「認定医」の資格試験で、01年以降、受験に必要な臨床経験を流用したり申請書類を偽造したりする不正を行った医師が54人に上ることが朝日新聞の調べで分かった。専門医・認定医の資格はホームページなどで表示され、患者が病院や医師を選ぶ基準の一つになっているが、不正が続けば制度の根幹が揺らぎかねないとして、各学会は罰則規定の整備を始めた。 |