過 去 の 気 に な る 出 来 事

2006年10月 気になる出来事
2006/10/31 Tue
岐阜県瑞浪市の瑞浪中学校に通う2年生の女子生徒が23日に自殺した問題で、女子生徒が所属していたバスケットボール部を、1年生の女子生徒が21日、いじめを理由に退部していたことが分かった。記者会見した佐々木喜三夫校長が明らかにした。1年生の女子生徒は今月初めにいじめの存在を訴え、クラブを変わったという。自殺した2年生の母親は17日の段階で学校側に人間関係のトラブルの存在を相談。だが、適切な対応が取られないまま2年生は自殺した。

2006/10/30 Mon
郵政民営化法案に反対して自民党を離党した衆院議員らの復党問題について、自民党の森元首相は名古屋市での講演で「復党させると批判が出て、浮動票が逃げるというが、私はそうは思わない」と語り、早期復党を実現させるべきだとの考えを示した。一方、早期復党に反対の署名集めを始めた新人議員有志は、27日までに33人の署名を集めた。

2006/10/29 Sun
44年ぶりに日本ハムを日本一に導いたヒルマン監督の去就が注目される。球団は続投を要請、すでに条件面でおおむね合意していた。だが、ここにきて古巣の大リーグ、レンジャーズが次期監督候補の一人として電話会談を要請。それを日本ハムは認めた。ヒルマン監督は「監督候補に挙がれば誰でも光栄に思う。北海道は大好きだし、テキサスには家族がいる。決まれば話す」と語った。

2006/10/28 Sat
核廃絶を訴える日本主導の決議案が軍縮・安全保障問題を協議する国連総会の第1委員会で採択された。94年以来、毎年採択され続けているが、今回は「北朝鮮が10月9日に実施を発表した核実験を非難」するとの表現が盛り込まれ、これまでの最多だった昨年を上回る169カ国が賛成した。日本の美根慶樹・軍縮大使は「安保理決議に続き、国際社会の大多数が北朝鮮非難に賛成した」と評価した。決議案への反対は米国、北朝鮮、インドの3カ国だけ。中国やイスラエル、パキスタン、イランなど8カ国が棄権に回った。

2006/10/27 Fri
ブッシュ米大統領はホワイトハウスでの記者会見で、暴力が吹き荒れるイラクの現状について「私も満足していない」と認めざるを得なかった。11月7日の中間選挙で、民主党に上下院で敗北する可能性がある中で、急きょ記者会見を設定して国民に訴えようとした動き自体が、危機感の強さを物語る。だが、会見で強調したのは既定方針の擁護にすぎず、具体的な解決策を示せたとは言い難い。巻き返しはいよいよ難しくなっている。

2006/10/26 Thu
必修とされている歴史の授業を選択制にしたため、富山県の県立高校で卒業に必要な科目を履修できていなかった問題で、岩手県でも盛岡第一高(盛岡市)など県立4校で同様の事例があることが明らかになった。一部の高校は入試対策のため4年前から必要な授業を行わず、県教委に虚偽の報告をしていたことを認めている。県教委は「あってはならないことだ」として、県内の全高校で同様の問題がないか調査する。

2006/10/25 Wed
電話番号を変えずに携帯電話会社を乗り換えられる「番号ポータビリティー」がスタートした。全国9000万台超の携帯電話市場が飽和に近づく中で、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの携帯電話3社は自社の利用者をつなぎ留め、他社の利用者も取り込もうと躍起だ。各社は制度スタートに先立ち、音楽機能やネットの使いやすさなどを高めた多機能端末を投入したりするなど、激しいサービス競争を繰り広げている。

2006/10/24 Tue
04年の選抜高校野球で2年生のとき、創部2年のチームを初出場初優勝に導き、同年の全国高校野球選手権でも準優勝した済美(愛媛)の福井優也投手が、浪人生活を経て来年4月から早稲田大に進む。昨年の高校生ドラフトで巨人から4巡目で指名されながら入団を辞退。「指名順位が低い」という辞退理由をめぐり、インターネット上などで「傲慢だ」と非難され、苦しい思いをした。浪人生活で巡り合い、支えてくれた様々な人たちへの恩返しに、東京六大学野球での活躍を誓う。

2006/10/23 Mon
経営再建中の三洋電機は来年4月までに本社と三つの子会社に分散している国内の営業部門を統合し、新たに営業専門の子会社を設立する。家電から業務用製品に軸足を移すため、今月1日付で家電開発部門を解体して業務用部門に吸収しており、これにあわせ営業も業務用中心に再編する。営業の拠点や総務部門などの統合でコスト圧縮も見込む。再編により業務用と家電の区別をなくし、空調機器、洗濯・乾燥機、冷蔵冷凍機器など、製品分野ごとに営業部門を置く狙いだ。

2006/10/22 Sun
ブッシュ米大統領はイラクの現状について「厳しい」と認めた。「我々は常に戦術を調整している」とも述べ、戦術面で柔軟に対応する考えを強調した。米軍駐留の期限を定めないとしてきたイラク戦略についても、11月の中間選挙後には転換せざるを得なくなる、との見方が、与野党議員や政策担当者の間で広まっていると報じた。厳しい現状認識を明らかにした。「駐留米軍の犠牲者が増えている一つの理由は、敵が活発化しているのと同時に、我々の部隊もイラク治安部隊と共に活発に対抗しているからだ」と説明した。

2006/10/21 Sat
「『技術のソニー』がどうしたことかとの思いだ」。甘利経済産業相は閣議後の記者会見で、ノート型パソコン向け電池の回収問題などで業績予想を大幅下方修正したソニーに対する感想を聞かれ、こう答えた。甘利氏は衆院議員になる前、ソニーに約2年間勤務した経験もあり、古巣に苦言を呈した形だ。「重大事故になっていないのが幸い。技術的な問題を一刻も早く解決し、ブランドを早く取り戻してもらいたい」とも述べ、信頼回復を急ぐよう求めた。

2006/10/20 Fri
犯罪組織によるマネーロンダリングやテロ組織への資金移動を防ぐため、法律や会計の専門家らが職務で知り得た「疑わしい取引」を国に届け出ることを義務づける犯罪収益流通防止法案の大枠が固まり警察庁が国家公安委員会で報告した。義務違反に対する刑事罰の対象から弁護士を外すなどの配慮を施しているが、日本弁護士連合会は「弁護士制度の根幹である守秘義務と政府機関からの独立の原則を揺るがす」と反発している。

2006/10/19 Thu
在日本大韓民国民団の韓在銀副団長らは東京都千代田区の在日本朝鮮人総連合会中央本部の門前で「北朝鮮の核実験は朝鮮半島と東北アジアの安定と平和を脅かす暴挙。同じ民族として断固抗議する」などとする「呼びかけ文」を発表し、「北朝鮮に核兵器と関連計画の廃棄を求める運動」に総連も加わるよう呼びかけた。文書を門から差し入れたが、総連側が受け取りを拒否し、門を閉めたまま投げ返してきたため、郵送することにした。

2006/10/18 Wed
ブッシュ米大統領は米フォックス・ニュースのインタビューに応じ、北朝鮮の核実験をめぐる中国の対応について「日本が核兵器についての立場を再考するという発言について中国が懸念を抱いているのを知っている」と述べた。また「中国は朝鮮半島の核兵器を懸念しているし、北朝鮮から身を守るために近隣諸国が軍備拡張を検討することを深く心配している。彼らは極東での軍拡競争の結果がどうなるかを理解している」とも語った。

2006/10/17 Tue
自民党の中川昭一政調会長は日本の核保有について「議論はあっていい」と発言したことについて「私ももとより核武装反対論者だ。非核三原則を守ることは昨日も申し上げている」と釈明した。そのうえで「北朝鮮のような国が核を持ったと発表しているのであれば、核を持たずに日本の安全をどう守るのかを議論すべきだという観点で言ったことだ」と語り、日本が直ちに核を保有すべきだ、という考えはないことを示した。

2006/10/16 Mon
国連安全保障理事会は核実験を発表した北朝鮮に対する制裁決議案を理事国全15カ国による全会一致で採択した。決議は、北朝鮮による核実験を非難し、核不拡散条約からの脱退宣言の撤回などを求めている。強制措置を認める国連憲章7章に基づいて行動することを明記すると同時に、経済制裁など非軍事的措置を定めた同章41条も併記。北朝鮮の核・弾道ミサイル計画に従事していると認められた個人や団体の金融資産凍結などの制裁措置を定めている。

2006/10/15 Sun
自民党森派の町村信孝、古賀派の二田孝治の両氏ら党内6派閥の事務総長級の幹部らが13日夜、横浜市内で会談した。昨年の「郵政選挙」で自民党を離党した無所属の衆院議員のうち、首相指名で安倍首相に投票した12人の復党を容認し、来夏の参院選に向け挙党態勢をとることで一致した。

2006/10/14 Sat
菅総務相は閣議後の記者会見で、「NHKには命令放送を行わせることができる。内閣が代わって、拉致問題が国の最重要事項になっていることは間違いない。そういうことを含めて検討したい」と述べ、NHKの短波ラジオ国際放送で、拉致問題を重点的に扱うよう命令することを検討する考えを示した。総務相は同放送への命令権限を持つが、個別具体的な項目の扱いを求めるのは異例だ。

2006/10/13 Fri
北朝鮮の核実験発表に対する制裁決議について、米国は国連憲章第7章に基づく決議案を安保理に正式に提示する。米国は日英仏の意見も採り入れて決議案をまとめたが、日本が提案していた北朝鮮船舶の入港禁止や北朝鮮製品の全面禁輸は盛り込まれなかった。中ロとの溝は埋め切れていないが、週内採択に向け、議論は大詰めを迎える。日本の大島賢三・国連大使は「中ロがどう反応してくるかは明日になるが、週内の採択を目指したい」と語った。

2006/10/12 Thu
奈良市の小1女児が誘拐、殺害された事件で死刑判決が確定した元新聞販売所従業員、小林薫死刑囚が、長勢法相あてに「女児の命日までに死刑にしてほしい」という内容の手紙を出す意向を示していることがわかった。小林死刑囚に面会した長谷川博一・東海女子大教授(臨床心理学)によると、同死刑囚は「被害女児の命日の11月17日までに執行を望むと法務大臣あてに手紙を書いた。まだ投函していない。来週月曜に出す」などと打ち明けたという。

2006/10/11 Wed
潘基文氏は記者会見し、北朝鮮の核実験を受けた今後の対応策について「6者協議という解決の枠組みがあり、事務総長としてこうした核解決のメカニズムを効果的に動かすよう調整、促進する役割を果たしたい」と語った。潘氏は核実験を「朝鮮半島と東北アジアの平和安定への脅威」と非難したうえで「事務総長として与えられた権限、責務の範囲内で必要なイニシアチブをとる」と述べ、北朝鮮問題に積極的に関与する考えを表明した。

2006/10/10 Tue
北朝鮮の国営朝鮮中央通信は「地下核実験が成功裏に実施された」と報じた。韓国地質資源研究院は9日10時35分ごろ、北朝鮮の咸鏡北道金策市付近でマグニチュード3.58から3.7の規模の地震波を感知した。韓国政府高官は、北朝鮮が3日の声明通り、核実験を実施したとみている。震源は北緯40.81度、東経129.10度の地点。朝鮮中央通信は、実験は「科学研究部門で行われた」とし、「綿密な計算により、放射能漏れのような危険はまったくなかった」と伝えた。

2006/10/09 Mon
安倍首相は就任後初の外国訪問となる中国に向け、政府専用機で羽田空港を出発北京に到着した。中国の胡錦涛国家主席と会談、9日には韓国に移り、盧武鉉大統領と会談する。出発に先だって首相は空港内で記者団に対し「両国の将来に向かって何をなすべきか、胸襟を開いて両首脳と話をしてきたい」と信頼関係構築への意気込みを語った。靖国神社参拝問題については「小泉首相や日本の多くの歴代の首相がどういう気持ちで参拝していたか。その真意を説明したい。誤解があれば誤解を解く努力をしたいと思う」と強調した。

2006/10/08 Sun
自民党の片山虎之助参院幹事長は岡山市で講演し、10日告示の神奈川16区と大阪9区の衆院補選について「もともと自民党の議席。2勝取らないと求心力にいろいろ問題が出るでしょう」と述べ、1敗すれば安倍首相の求心力に影響するとの見方を示した。 また、来年夏の参院選に関連して「どうしてもこの候補では勝てないということが客観的にある程度わかれば、民主的な手続きを経て差し替えることもある」と述べ、一部の候補者については見直しもありうるとの考えを示した。

2006/10/07 Sat
訪米中の谷内正太郎外務事務次官はホワイトハウスでクラウチ大統領次席補佐官(国家安全保障担当)と会談し、北朝鮮の核実験について「もう準備が整っている可能性があるのではないか。今週末にもあり得るかもしれない」との認識で一致した。ただ、谷内次官は「状況証拠があるわけではない」とも述べた。国防総省のエーデルマン次官(政策担当)も谷内次官と会談し、今週末の核実験の可能性について「そういう意見が強い」と指摘した。

2006/10/06 Fri
今秋、司法修習を終えて弁護士登録した1144人の半数が東京に集中していることが、日本弁護士連合会のまとめで分かった。一方で山梨、函館、釧路、鳥取の弁護士会への登録はゼロだった。身近に相談できる弁護士がいない「司法過疎」を解消しようと、政府は司法試験合格者数を大幅に増やしてきたが、東京一点集中は進む一方で、日弁連は地方で働くよさを知ってもらう計画に初めて取り組む。

2006/10/05 Thu
北朝鮮の核実験声明後、監視を強めている韓国の情報当局者は「実験に関する具体的な動きや兆候は見られない」と語った。一方、北朝鮮のメディアは核実験声明について、3日夜に続いて4日になっても朝鮮中央放送などが午前6時、7時と再放送を繰り返しているという。聯合ニュースは、金正日総書記の動静が9月15日以降、メディアに登場しておらず「核実験声明の放送前後も総書記関連の言及は何もなかった」と伝えた。

2006/10/04 Wed
サッカーのイングランド・プレミアリーグで昨季まで中田英寿が所属したボルトンのサム・アラダイス監督が、選手の移籍に絡み不正な報酬を得ていたと英BBC放送が報じた。昨夏にボルトンに加入した中田英の移籍でも、不正な金銭の受け渡しがあったという。プレミアリーグでは、選手獲得の際に決定権を持つ一部の監督が、選手の代理人から不正な報酬を受けているとの疑惑があり、独立した調査部会が今年3月に設置された。BBCは調査報道番組「パノラマ」で、おとりの代理人を使って関係者に接触し、不明朗な金銭の授受が横行する現状を告発した。

2006/10/03 Tue
世界ボクシング協会(WBA)ライトフライ級王者亀田興毅(協栄)が同級1位ファン・ランダエタ(ベネズエラ)と戦う予定だった初防衛戦が、12月ごろに延期されることになった。亀田が負傷したため。協栄ジムが正式発表する。亀田は8月2日の王座決定戦でランダエタを2―1の微妙な判定で破り、論議を呼んでいた。

2006/10/02 Mon
警察署や拘置所に勾留された容疑者に資力がなくても、希望すれば国費で弁護人をつける制度が、2日から導入される。これまでは起訴後からだった国選弁護を容疑者段階にも拡大するもので、請求から原則2日以内に弁護士が駆けつける仕組みだ。いつでもどこからでも要請はありえるが、弁護士がたどりつくのに数時間かかるなど地域事情もあり、関係者は新制度がうまく回るか、注視していく。

2006/10/01 Sun
国産唯一の旅客機「YS11」が日本エアコミューターの沖永良部―鹿児島便を最後に、国内の定期運航便から引退する。初飛行から44年。愛着を持って長年乗務した人々、高度成長期に当時の航空技術の粋を集めて設計・製造に取り組んだ技術者。それぞれの思いを胸にこの日を迎えた。YS11は62年8月30日、名古屋空港(当時)で試作1号機が初飛行し、その後量産された機体が国内各地や、フィリピン、ブラジル、米国などの空を飛んだ。

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